3月6日水曜日、どんよりとした曇り空。
イギリス観光最後の日は、マイバスのストーンヘンジ半日観光ツアーに参加。
みゅうと同じくビクトリア駅近くの事務所前集合である。
マイバス事務所の案内図は、みゅうと違ってビクトリア駅構内は歩かず、外を歩くようになっていた。
個人的には駅の外を歩く方がわかりやすかった気がするが、
一度来た場所なので何とも言えない。
集合時間8時半を過ぎ、他のツアーが次々と出発して行ってしまっても
ストーンヘンジツアーの添乗員は現れなかった。
ようやくやってきたのは老英国紳士。
悪びれる様子もなく、にこやかに挨拶すると、大型バスに誘導された。
今回は英語ツアーなので、白人客が多かったが日本人学生やカップルもいた。
車中英国紳士が色々しゃべっていて、英語がわかる人は時々笑う。
コッツウォルズと同じ方角なので、見覚えのある建物が現れ
紳士の英語ガイドも理解できたような気が一瞬した。(気のせいだが)
途中、ビール工場の前を通る。

社長が日本好きで、自分の家を天守閣みたいにしたのだそうで、
コッツウォルズツアーの時にその話は聞いたが見逃したので、
今回は構えていてバッチリ撮影。

それなりに天守閣っぽくていいではないか。
ストーンヘンジは丘陵地帯に忽然と現れる。
周りは何もなく、張りつめたような寒さの中、黄土色の枯れ地には羊がいるだけだった。
ストーンヘンジの周りに遊歩道があり、日本語ガイドを聞きながら遺跡を激写した。
私は大きなカメラを持参して行ったのだが、他の観光客はアイフォンかアイパッドで
スマートに撮影していて羨ましい。
時代に取り残されつつある自分を、そっと励ますのであった。


一周してしまえばもう何もすることはない。
時刻は11時半頃、ここでお昼を食べないと、3時間後くらいにしかバスを降りられない。
そそくさとファーストフード店に向かい、ミート&ベジタブルパイとミルクティーを注文し
外のテーブルに座る。

外はさくさく、中はジューシーで熱々。
味は塩コショウのみのようで、日本の餃子の具をジューシーにしたような味だった。
そこにバサバサと羽音がし、足元に可愛い小鳥が数羽舞い降りた。

パイのカスを撒いてやると、一生懸命つついている。
するとまた、今度は大きな羽音がした。
顔をあげてみると、目の前の柵にカラスが止まっていた。

お前もか、カラスよ。
一人旅に食事のお供がいると嬉しいものである。
カラスには少し大きめの欠片を投げてやると、おもむろに舞い降りて食べていた。
そして私が食べ終わるまで、じっと私を見つめていたのである。

午後2時頃、ロンドン市内に到着。
出発地ではなく、ケンジントンの地下鉄駅近くで降ろされる。
次はアルフィーズ・アンティークマーケットへ向かう。
最寄りのマーリンボン駅が素敵だったので、またも激写してしまった。

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改めて、アンティークショップへ向かう。
住民は気さくな人が多いようで、地図をにらんでいると
英国紳士に必ず声をかけられ、親切に道を教えてもらった。
何度立ち往生したのかは、もう忘れた。
過去は振り返らない主義なのである。
アルフィーズ・アンティークマーケットは、紫色のビルに
たくさんの骨董屋さんが入っている。
ショーウインドウに飾られた骨董の品々を見て嬉しくなり
写真を撮るのも忘れてビルの中に入った。
そこはプリント絵を扱うお店で、さっそくそこで猫の絵を購入。
ビル内の案内図をもらったが、英語を読む気になれず、
足のおもむくままに狭い通路や階段を歩き回った。
平日のせいか閉店しているお店が多く、開店していても私好みのガラクタ的な物はない。
閑散としていて、客もほとんどいなかった。
そのうち、古い(当たり前だ)ドレスやレースを扱うお店に行き当たった。
上品な老婦人に軽く挨拶をして、可愛いビーズやレースがないかと物色するが
思ったようなものはなかったが、アクセサリーを見つけて早速熱心に見入った。
一目ぼれしたのがコレ。

その他にも綺麗なカットガラスの指輪を2個買い、お店を後にした。
夕方6時、ホテルに戻る。
マーリンボン駅のスーパーで買ったサンドイッチとフレッシュサラダ、フルーツ
カップ酒ならぬカップワインでイギリス最後の夜を祝った。

夕ご飯はずっとカップヌードルか非常食のごはんにふりかけ、
インスタントみそ汁で過ごして来たので大層なご馳走だ。
ワインでほろ酔いになると気分が高揚し、ふらりとホテルの外に出た。
といっても目的は数軒先のコンビニだ。
酔った勢いでクッキーやマフィンをたくさん買い込んでホテルに戻り
お風呂に入って酔いがさめてから、増えてしまったお土産をスーツケースに詰め込んだ。
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