3月2日土曜日、朝7時40分にホテルを出て、最寄りの地下鉄駅ラッセルスクエア駅に向かう。
今度はちゃんと方向を聞いてからホテルを出た。
道順も教えてくれたのだが、聞き取れないくせにわかったフリをして、
「サンキューベリマッチ」と明るく答える。
ロンドンの街の空気は冷たかったが、空は明るい曇り空。
天気予報は雨の確率0%だった。
ラッセルスクエア駅には歩いて5分弱で到着。
日本で買ったオイスターカードを改札口のセンサーにかざすと
小さなパネルに「ENTER」という文字が表示される。
ラッセルスクエア駅は小さな駅で、改札を抜けるとすぐ右側に、
巨大なエレベーターが2機ある。
少し待つと扉が開くので乗り込む。
駅の近くから見かけていた、日本人の女の子2人組と一緒になった。
すると1人が私の方をチラリと見て、
「どうせどこ行っても日本人ばっかりだよね~」と不機嫌そうに言うのである。
(お前ら南極にでも行きやがれ。)
知らんぷりを装いながら、心の中で毒づいた。
それはさておき、乗り換えも無事に済ませ、8時にはノッティング・ヒル駅に到着した。
私の計画では、人の波に乗ってポートベローマーケットに行くはずだったのだが
地上に出てみると、人気がなくて閑散としていた。
駅の中でもたもたしていたので、人波に乗れなかったのである。
とりあえず5分ほど歩くと、迷ったことを確信したので駅まで戻り
警備員さんみたいなオジサンに道を聞いた。
つくづく懲りない女である。
なるほど、オジサンが教えてくれた通りに入ったとたん
マーケットに向かう人々がチラホラと見えた。

そしてすぐに現れた、ポートベローマーケット!
私はここに一番来たかったのだ。
やったぜぃ!

ああ、クラシックなカメラ!

額縁だ、買う買う!
掘り出し物を買おうと朝早くやってきたのに、早くも見るもの触るもの、
なんでもかんでも欲しくなり、いつしか無我夢中でストールを回っていた。
では、購入したヴィンテージ品の画像の一部を。



いずれも1950年代前後のブローチ。
ガイドブックに載っていた、リッキーさんのお店で。

鉛の兵隊さん。
店長さんはとっても楽しい人だったので、笑ってばかりで年代などを聞くのを失念。
さほど高くなかったので、最近のものだと思う。
ふと我にかえると、ポートベローマーケットは物凄い人で賑わっていた。
こうなるともう、じっくり品物を見る余裕もないので
ふと見つけたノッティング・ヒルのショッピングバッグを購入した後、
地下鉄の駅に向かった。
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