成田からロンドンはヒースロー空港まで、直行便で12時間。
今までなら深夜便で時間を節約していたが、今回は昼便だ。
理由はそりゃ、節約する必要がなかったからですわ。
仕事辞めたからね。
しかし、金銭的な事情により滞在日数は節約となり、8日間の旅になった。
12時間も退屈するかと思いきや、映画見たり居眠りしたりとダラダラしているうち、
あっという間にヒースロー空港に着いた。
スキップしたいのを抑えつつ、人の流れに乗って入国審査へ。
ディズニーランドの行列のように、くねくねとした列に並ぶ。
・・・・臭い。
周りの人間の香水、体臭etc、色んな匂いが鼻に付いた。
ロンドンって臭いかも?(予感は的中)
30分は待って(携帯電波が来てなくて、時間がわからなかった)
ようやく中年の白人男性審査官の前へ。
ガイドブックに書いてあった通りの質問に無事答えた後、
「ここからホテルまでどうやって行くのか?」と質問された。
慌てて「ヒースロー・コネクト&タクシー」と答えると、
「グッチョイス!」
ヒースロー・エクスプレスは高いから、コネクトの方が良い、と言っていたと思う。
ちなみにエクスプレスは1等£26、2等£18、15分~20分でパディントン駅に着く。
コネクトだと£9.10、30分で到着。
断然コネクトがお得だが、ガイドブックによってはコネクトの記載がなかったりする。
一番安いのは地下鉄を乗り継いで最寄りの駅に行くことだが
スーツケースを持って不慣れな駅構内を歩くのは大変だと思い、
電車とタクシーにした。
女一人旅、安全と体力温存第一なのである。
ちょうど一緒になった日本人夫妻と共に無事コネクトに乗り、
パディントン駅でも二人につかず離れずでタクシー乗り場に移動。
初めて外に出て見上げたロンドンの空は曇り。
無事に黒キャブのタクシーに乗り込み、ご夫妻に別れを告げる。
お二人様、どうもありがとうございました。
車窓から眺める街並みは、まさにロンドン!(もっとうまい言葉はないのか)
うぉぉ~うぉぉ~と心の中でだけ興奮しているうち、あっという間にタヴィストックホテルに到着。

チェックインは、旅行会社のバウチャーがあるから簡単。
「チャックインプリーズ」
安ホテルだったからかポーターの姿はなく、チップに気を使う必要がなくてほっとした。
一人で鏡張りのエレベータに乗ると
「ドーオア、クロウジン」と間延びした声とともにドアが閉まる。
開くときも「ドーオア、オープン」とのんびりアナウンス。
ささいなことだが、これぞ異国だと感じる瞬間だった。
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