新潮文庫の「十二国記」新刊、「丕緒の鳥」を読んだ。
引きこもりを返上して、本屋に走って買った。
ヒロインの陽子は一瞬しか登場しない短編集なので
残念なのは否めない。
しかし精緻な文章の中に広がる異世界は
まるで現実のように目の前に広がって、
何とも言えない気分になった。
私は文章の深い意味を察することはできない
凡庸な人間だが
小野不由美さんの小説だけは、色や匂いまで感じられる
ような気がする。
長編の新刊が早く読みたい。
手元にあるのはホワイトハート文庫の「十二国記」
今は新潮社から装いも新たに、
しかも作者がさらに文章に手を加えて発行されている。
全巻並べると、背表紙に一枚の?絵が完成する。
これはズルい、卑怯だ。
もったいないから買うものか、と思っていたが
一冊買ってしまったら、もう我慢できない、かも。
某チェーン店から、履歴書が返送されて来た。
接客マニュアルはきちんとしているらしいが
事務的な事に関しては曖昧らしいと察せられる
封書だった。
事務なんか適当でも、経営はできるってことか。
私は、高校を卒業したら事務員になる
というのが当然と刷り込まれていたので
何も考えずに事務員をやって来た。
莫迦だったな、と思う。
事務員が悪いのではなく、流されるまま何となく
働き続けていた事が、愚かだったと思う。
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